猫よけに水入りペットボトルを置くのって効果あるの?
水の入ったペットボトルを外に置いてある家ってありますよね。1本や2本ならまだしも塀の周りに何本もズラーッと並べるのを見ていると「効果あるのかしら?」と思ってしまいます。
そもそも猫よけペットボトルは水をいれることで光の乱反射を起こさせることに意味があるとされています。キラキラ光るものを猫はイヤがりますので、警戒心をおこさせ近寄らせないためのものです。
誰の家にもあるペットボトルで手軽にたくさん作れるということであっという間に日本全国に広がっています。
しかしペットボトルは猫よけに効果的とは言えません。まったくの無意味ではありませんが、以下で紹介する3つの理由でオススメすることはできません。
理由その1. 火災発生リスクがある
2014年11月13日午後1時20分頃、愛知県安城市今池町にて火災が発生しました。この家に住む60代の女性が火を消そうとして顔に軽いケガを負っています。
この火事は「収れん火災」と呼ばれる、水の入ったペットボトルがレンズとなり発火する火災です。
消防防災博物館というホームページ上で、福岡市消防局南消防署が行った収れん火災の実験が載っています。この実験によると水入りペットボトルが発火するまでの時間は59秒20と、1分もかからずに火があがっています。
もちろん発火までの時間は気象条件(風速、日射強度、湿度)に左右されることや、近くに着火物があることが前提となっています。しかし虫眼鏡でさえ63秒25かかることを考えると恐ろしい事実です。
この「収れん火災」は11月、1月にとくに起きやすいということで注意が必要です。
理由その2. 夜間は効果がない!?
猫よけペットボトルは光の乱反射が要(かなめ)のため夜間は使えません。一方で野良猫の活動は人の目がない夜間や日の落ちた時間帯も多いので、そういった点からも効果が薄いでしょう。
また、ペットボトルで物理的に進入路をふさぐこともできるかもしれません。しかし猫のジャンプ力は1メートル以上もあるので効果は薄いといえます。本気で道をふさぎたければ1.5メートルほどの高さはほしいところです。
理由その3. 猫は学習する
猫は頭のいい動物です。はじめのうちはペットボトルの光にひるむかもしれませんが、そのうち害がないと気づきます。
いったん安全だと判断するともうペットボトルなんかおかまいなしに通り始めるのでそうなったらお手上げです。
野良猫対策にペットボトルを置くのは効果が薄い・・・
以上3つの理由で猫よけペットボトルを置くことはそれほど期待できません。
中でも火災リスクの点からオススメできません。東京消防庁が注意喚起するくらいに火災発生リスクがあるのでご近所さんがやっていたらヤメさせたほうがいいくらいです。
じゃあノラ猫をどうすればいいのかというと、これはもう色々な手を試すしかありません。猫は個体差があるのであらゆる猫に効く絶対の方法などはないと思ったほうがいいです。
もし可能なら物理的に進入路をふさいでしまうのが一番手っ取り早いです。
それが難しければあらゆる手で猫が近づきたくない場所にするしかありません。その方法はこちらを参考にしてください。
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