野良猫に困ってる方へ。「飼い猫」と「野良猫」を正確に見分けるコツ
野良猫の問題を解決するにあたって、その猫がだれかの飼い猫なのかそれとも野良猫なのかを見分けることは役に立ちます。
たとえば私たちが庭を荒らしている猫をつかまえて保健所なりシェルターなり持っていったとして、それらの施設が猫を引き取ってくれるかというと答えはノーです。
なぜならその猫が飼い猫である可能性もあるからです。
逆にいえば完全なノラで、誰も世話をしていないと分かれば引き取ってくれる可能性があるわけです。だからこそまずは問題の猫を正確に見抜く必要があるのです。
飼い猫か野良猫かを見分けるいくつかのポイント
1.首輪
多くの飼い猫が首輪をしています。鈴がついてる首輪をしている猫もいます。
首輪をしているということは飼い猫である可能性がかなりあがります。
ただし首輪をしてるすべての猫が飼い猫とは限りません。中には首輪をしたまま捨てられた猫もいるからです。
2.体型
猫の外見・体型も見分ける大きなてがかりになります。多くの場合、野良猫はガリガリ体型です。
しかし中には地域の誰かがエサをあげていて肥えている猫がいることにも注意しなければいけません。
3.毛並み
飼い猫の毛並みはキレイに整えられていますが、野良猫は外で生活しているため毛並みが悪いです。
4.警戒心
人に慣れているかというのも判断の多いなポイントです。一般的にみて野良猫は警戒心が強いことが多いです。
ただし、人間にエサを与えられている野良猫の場合、あまり警戒しないで近寄ってくることもあります。
5.猫の種類
野良猫は雑種がほとんどです。
ペルシャ・シャム・ベンガル・マンチカン・スコティッシュフォールドのような人気がある種類だったり、血統書(猫の純血を証明するもの)がついていたりするものはいません。
そもそも野良猫は3種類に分けられる
いろいろ判断ポイントをあげましたが、残念ながら100%正確に飼い猫と野良猫を区別するのは不可能です。外見などから判断できないものは責任がとれないため、行政もなかなか動いてくれません。
そもそも野良猫とひとくくりにしてはいますが、野良猫の中にも3種類います。
元々は飼い猫として生活していたが、飼い主に捨てられたり道に迷って帰れなくなったりして野良猫になる
(2)ノラの子供
野良猫が産んだ子供で、生まれたときから野良猫として生活している
(3)地域猫
地域の誰かがエサをあげたり避妊手術をしたりして世話している
野良猫ではありませんがこれにプラスして、(4)外で放し飼いの飼い猫、もいるため判断が難しくなってきます。
一般的に、(1)(3)の野良猫は人に慣れているので向こうから近づいてくることもありますが、(2)の野良猫は警戒心がつよく近づこうとしたらダッシュで逃げていきます。
本当の意味での野良猫、というのは(2)だけなのかもしれませんね。
地域猫という存在
この中でも(3)の地域猫という存在がやっかいです。
地域猫とは、地域に住む誰かがエサをあげている猫のことですが、こういう猫は地域で管理されていると考えられて保健所などは保護してくれません。
またエサをあげている人に直接文句を言いにいって住民同士のトラブルになるケースも多発しています。果ては裁判にまで発展したケースも…。
耳がカットされているのは地域猫
野良猫の耳をみてみると、稀に片方の耳がカットされている猫がいます。
これは虐待されているわけではなく、去勢手術や避妊手術をしたという証明で、地域住民やボランティア団体などによって行われています。オスは右耳、メスは左耳で区別している地域もあるそう。
なので耳カットされている猫を外で見かけたら地域猫だと思って間違いなさそうです。(稀に外飼いの猫がノラと間違われてカットされることがあるそうですが…)
自治体などに動いてもらうためには…
保健所などが引き取ってくれる条件は、野良猫だと確実にわかっていることです。
たとえば生まれたばかりの子猫などが外にいれば飼い主がいない野良猫だとわかりますし、病気やケガをした猫の場合も、緊急性・重要性からみても引き取らざるを得ないと考えている自治体が多いです。
もちろん意図的にケガさせたり、捕まえるときに傷つけたりすると罰せられることはいうまでもありません。(動愛法44条)
捕獲するのはあまりオススメできませんが、自治体などに苦情の声をあげることは有効な手立てのひとつです。自治体がなかなか動かない理由のひとつに問題を把握していない・問題意識が薄いというのもありますので。
飼い猫と野良猫を見分けるのに一番有効な手立ては?
いろいろ語りましたが飼い猫か野良猫かを判断するのに一番有効なのは、、、ご近所の人との情報交換だったりします。
もしあなたが猫の被害を受けているならご近所の人たちも同様の被害を受けている可能性があります。その人たちがたとえば「あそこの家の人がこの前、エサをあげているのを見た!」という情報を持っているかもしれません。
また困っている人が1人よりも2人、3人といたほうが自治体も動きやすくなります。みんなが困っている問題を放置してはおけないですから。
原始的で面倒くさいことかもしれませんが現時点では一番有効な方法です。
「ウチ、いまこんな被害にあってるんですけどお隣は大丈夫ですか?」
ぜひこの一言からはじめてみてください。
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