猫よけハック > ランキング > やってはいけない猫よけ対策 > 毒餌で野良猫を駆除しようと考えている方へ

毒餌で野良猫を駆除しようと考えている方へ


手のひらの上の四葉クローバー

毒餌を使おうか考えているあなたへ。

きっとあなたは毎日毎日、野良猫の被害に苦しんでいるんだと思います。

どんなに対策をしても猫はやってくるし、追い払っても追い払っても何事もなかったかのように戻ってくる。

あなたは被害者なのに一方的に苦しめられて、猫にエサをあげているような人は何のお咎めもなしに野放しになっている。そんな現実に余計に腹が立つでしょう。

***

あなたと同じように毒餌をつかって駆除しようと考えている人は大勢います。

このページをみている人も多くいますし、実際に行動に移した人もいるかもしれません。

私たちが知らないだけで毒餌による事件は多く起きているのでしょう。ニュースにはなっていないけど身近で起きているのかもしれません。実はこういった事件はあまり発覚しません。

理由はいくつかありますが一番はやはり、毒殺の証拠が見つかりにくいから。

恐らくはあなたが意図して野良猫にエサを与えた証拠がない限り立件されないでしょう。

もし立件されるとしたら

  • 犯人が猫の死骸を持っていたり
  • 証拠の毒餌を持っていたり
  • 猫に与えるところを監視カメラが写していたり
  • 他人の私有地に毒餌を仕掛けていたり

ひとつではなくこれら複数の証拠が重なって、不法行為の明確な証拠となったときだけです。

***

それでもあなたには一度冷静になって考え直してほしいです。

毒餌に何を使うつもりかは分かりませんが、仮に不凍液だとしましょう。

不凍液にはシュウ酸カルシウムなどの腎毒性物質が含まれており、これを飲んだ猫の腎臓は細胞が破壊されます。錯乱状態、嘔吐、下痢、衰弱、呼吸障害、けいれん、発作、失神、昏睡など症状が出て、数時間のたうち回り苦しみながら死に至ります。

野良猫ですから当然、誰にも気づいてもらえず、適切な治療も受けられずに命を落とします。

毒餌を使うということは猫を、生き物を、殺すということ。

エサを置いてからタイムラグがあるため、猫が死ぬところをあなたが見ることはないでしょう。

しかし確実に一匹の命を奪ってしまっています。その事実だけは変えることができません。

猫が嫌いだからあなたの心は傷まないかもしれません。

でも、もしその猫が野良猫ではなく飼い猫だったら?

悲しむ誰かがいるかもしれません。

もし散歩している犬が毒餌を食べてしまったら?

もし小さい子供が誤って口にしてしまったら?

口にしないまでも毒餌を触った手を洗わずに舐めてしまったら?

そんな可能性がないとはいえません。

そんなつもりはなかった。

あなたはそう言うかもしれませんがもう後の祭りです。

***

ところであなたはこの事件を知っていますか?

猫13匹を虐待し死傷させたとして、動物愛護法違反の罪に問われた元税理士大矢誠被告(52)=さいたま市=に対し、東京地裁は12日、懲役1年10カ月執行猶予4年(求刑懲役1年10カ月)の有罪判決を言い渡した。

細谷泰暢裁判官は「動物愛護の精神に反する悪質な犯行だが、税理士を廃業するなど様々な制裁を受けている」と述べた。

猫を虐待した動画をネット上にアップした男性の事件です。

この事件で男性がどんな罪に問われてどんな刑を受けたかはこの際置いておきましょう。

知っていただきたいのは、この男性が法律による罰以上に、愛猫家たちの手によって私刑を受けたという事実です。

これによりこの男性は、

○税理士の仕事を廃業する
○TVニュースで大きく取り上げられ、顔と名前を報道される
○危害予告を複数受ける
○自宅をTwitter上で晒される
○車の車種やナンバーも晒される
○ポストに「私は猫虐待犯です」と書かれた紙を貼られる
○自宅へ突撃する人が現れ、何度もパトカーを呼ぶはめになる
○子供の学校が特定され転校を余儀なくされる
○引っ越ししても即自宅がバレて晒される
○身辺を付きまとわれてその動画をYoutubeへあげられる

というような状況に陥っています。

なおこの事件の犯人は「私が行ったことは有害動物の駆除なので法律違反になるとは考えていない」と語ったとされています。

あなたがこの男性のような虐待行為をやるとは思っていません。でも日本には多くの愛猫家がいて、こういった事件があったら私刑を考える人もいるのだということを知っておいてほしいのです。

これらすべてを読んだ上で、それでもまだ野良猫を殺そうなどと思いますか?

***

最後に、あなたに伝えておきたいことがあります。

毒餌を使おうと思うまであなたが追い詰められていることはよく分かります。

ですが一旦毒餌を撒いてしまったら最後。もう取り返しはつきません。

本当に残された手段はそれしかありませんか?

自治体やNPOなどの野良猫保護団体に相談はしてみましたか?

管理会社や飼い主、餌やりをしている人にやめてもらうよう相談しましたか?

野良猫を殺すくらいなら、あなたが自身が引っ越しをしてしまってもいいかもしれません。罰を受けて一生消えない傷を追うリスクを犯すくらいならそっちのほうが全然いいじゃないですか。

きれい事に聞こえますか?

たしかにきれい事です。

でもお金を使って解決できるならまだそっちのほうがマシです。

野良猫を傷つけるとあなた自身も傷つけることになります。予想もしない激しいしっぺ返しが待っているかもしれません。

この文章を読んで、あなたが立ち止まってくれることを願っています。

野良猫を殺傷したときの罰則

愛護動物をみだりに殺し、又は傷つけた者は、2年以下の懲役又は200万円以下の罰金に処する。

動物の愛護及び管理に関する法律 第6章 第44条より



キーワード



コメントをどうぞ

入力いただいたメールアドレスは公開されません。
個人情報などを記入された場合、投稿いただいたコメントの該当箇所を編集して公開するか、もしくは非公開にします。

CAPTCHA


内容に問題なければ、下記の「コメントを送信する」ボタンを押してください。