猫よけに水鉄砲を使ってはいけません。その理由とは…
猫よけ対策として水鉄砲はたしかに有効です。敷地内に入ってきた猫にピュッと水をかければ飛ぶように逃げていくでしょう。
それに水をかけているだけなので野良猫にダメージはありません。それでいて不快度は高いので学習してくれやすいです。
しかし当サイトではオススメしません。
なぜなのでしょうか。
それは野良猫を発端として、ご近所トラブルに発展する可能性があるからです。
ここではどんなトラブルに発展するのか、なにがいけないのかなどを具体的にまとめていきます。
猫よけ対策で水鉄砲を使うことの何がいけないのか？
水鉄砲を使った猫撃退法の一番よくない部分は、外から見たらあなたが加害者で猫が被害者という構図が出来上がってしまう点です。
たしかにあなたは野良猫の被害に苦しめられています。毎日毎日ストレスを抱えているでしょう。
ですが第三者からみたらどうでしょうか。水鉄砲で猫を狙ってるあなたの姿は知らない人が見たら明らかに加害者です。
もしかしたらあなたが猫をイジメてるという噂話がたつ可能性もあります。
また、もしご近所に動物愛護の隣人さんがいれば、最悪の場合に通報されてしまうこともあり得ます。
そうなればご近所中に加害者のレッテルを貼られてしまいます。
考えられるリスクとしては以下のようなものがらいます。
- 知らぬ間に通報されて警察がやってくる
- ご近所でヒソヒソ噂される
- 動物愛護団体がやってくる
- 餌やりをやってる人とトラブルになる
- 罰金刑を課される
- ご近所に居づらくなる
いずれもあなたにとっていい結果を生みません。こんなトラブルだけは絶対に避けたいですよね。
大げさな…と思うでしょうか？
しかしネコ好きが多い昨今、知らないうちに通報されないとも限りません。
それに「動物の愛護及び管理に関する法律」にはこんな一節があります。
愛護動物をみだりに殺し、又は傷つけた者は、二年以下の懲役又は二百万円以下の罰金に処する。
ここでいうみだりに傷つけた者とは、動物を不必要に苦しめる行為のことをいいます。
環境省による虐待に関する資料にはこんな風に記述されています。
積極的（意図的）虐待
・殴る・蹴る・熱湯をかける・動物を闘わせる等、身体に外傷が生じる又は生じる恐れのある行為・暴力を加える
・心理的抑圧、恐怖を与える
・酷使 など
この部分の解釈が非常に難しく、見る人が見れば水鉄砲による攻撃も「野良猫に対する心理的抑圧や恐怖を与える行為」と取られてしまう可能性があります。
このように水鉄砲での猫撃退はリスクが高いのです。
水鉄砲は猫を追い払う効果あり。でもダメ、絶対！
猫は水に濡れるのを嫌がるので水鉄砲は効果てきめんです。直接、猫の体めがけて水鉄砲を放つのもそうですし、足元めがけて打ってもおそらく逃げていくでしょう。
また、ネット上では効果が高いことをいいことに以下のようなものを水鉄砲で打つことを推奨している人もいます。
- 唐辛子を混ぜた水
- 不凍液を混ぜた水
- タバコの吸殻をいれた水
ハッキリ言っておきますが、これらの方法は絶対に試さないでください。
ただの水とは違い明らかに野良猫に危害を加えるものなのであなたが処罰される可能性があります。
また食用酢と水を混ぜたお酢水鉄砲もあまりオススメできません。どうしてもやるなら猫に向かってではなく、糞尿被害にあっている場所に向かってやってください。消臭効果もあり有効に使えます。
じゃあどんな方法で猫を追い払えばいいのか？
当サイトで推奨しているのは以下のような方法です。
○「庭に水を撒く」…濡れるのを嫌がって入ってこない
○「忌避剤を撒く」…猫の嫌いな匂いで撃退する
○「猫よけ超音波器具」…センサーで猫の嫌いな超音波を発生させる
上2つは気軽にすぐ始められるためオススメします。
一番下の超音波器具はコストがそこそこかかりますが、効果はその分強力です。本気で野良猫を退治したいと考えてる人にはオススメしています。
余裕がある人は3つ同時にやるとかなり効果が高いです！水鉄砲などは野良猫を目視しないと使えないため効果は限定的ですが、これらは自分が四六時中監視しなくても使えるのが便利です。
それぞれの紹介記事は以下の通りです。
1.庭に水を撒く
2.忌避剤を撒く
3.猫よけ超音波器具
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